両忘 (りょうぼう)
物事には、白か黒しか無いわけでは無い。
そこには、白か黒しか考えられなくなった自分がいるのだ。
だから、一旦両方忘れて、何がこの場合の正解かを考えてみてはどうだろうかという意味の禅語です。
モノクロの世界
人は感情があるからこそ人間らしさが出てきますが、意見を伝えるとなった時にはこの感情が悪さをして、この色鮮やかな世界をモノクロの世界に変えてしまいます。
この世界を偏ってみてしまうのは、どんな人であっても自分なりの物の捉え方だったり、物の見え方になってしまいます。これは、人が生まれてから生きて行く過程で身に付けた、生きている証であり、その人らしさでもあるが、その”らしさ”がまた人との軋轢を生んでしまう。
だから、自分のモノサシでこの世界を見ているという事を自分自身で認識して世界を見直すからこそ、この色鮮やかな世界が色鮮やかに見えるようになってくる。
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