禅語 喝 (かつ)
「何をやっている。そっちでは無い。」「良くやった!もう少しだ!」そんな言葉を凝縮し迷いや悩みなど、「心の靄を吹き飛ばしなさい。」と教えてくれる。そんな意味の禅語です。
背筋が伸びる思い
恩師や親、先輩など誰かの一言でピッと背筋が伸びる様な言葉を貰った事は無いだろうか?それが、ここで言う「喝」になる。テレビなどでも、「喝だ!」とやっている番組もあるだろうが、それも「もっとしっかりしろ!」「もっと頑張れ!」「もっと考えろ!」など色んな意味に捉えられる様に言う側も大事だが、言われる側もしっかり意味を受け取られる様にしないといけない。
元を辿っても同じ使われ方をしていたらしい。叱る時、褒める時など色んな時に「喝」と言っていたという事だ。伝える側、伝えてもらう側がしっかりした繋がりがあるからこそ伝える側は愛情が詰まった「喝」を贈れ、伝えてもらう側は「喝」を愛情表現の一つとして自分の為に受け取れる様になると思う。
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