水急不流月(みずきゅうにして つきをながさず)
水底のすべての物が、流れによって変形したり見えなくなっている中、流れが激しい水の中でも、表面に映る月は変わらず月の形を保っている。
どんなに世間が変わって、自分自身もその変化に付いていったとしても、自分が大切にしている部分が無くなっては意味がない、だから大切にしている部分はしっかり守りなさいという意味の禅語です。
変わらないもの
水の様に変わる部分は抵抗なく変わり、変わってはいけない部分は強く持っておく。
世の中の変化を受け入れないと生きていけないという事は、時代の流れが速くなった今、良くあると思います。だけど、人として普遍的に大切にする部分や自分が大切にしている部分はしっかり保ち行動していかないとそれこそ、海の中に漂う昆布みたいに潮の流れによって態度が変わっていれば信用は無くなり、守りたい物も守れなくなります。
例えば、会社の上司があなたに話す度に話す事が違ったらどうだろうか?
あなたはその上司を信用できますか?
そんな例えが分かりやすいと思います。
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