禅語 只管打坐 (しかんたざ)
悟りを得たいなどの雑念を捨て、ただひたすら(只管)、座禅(打坐)をし続ければ、気がつかぬ間に悟りを得る事になるだろう。といった意味の禅語です。
ちなみに只管がひたすらという意味で、打坐が座ることや座禅という意味になります。
ひとつの事に集中
世界で活躍している人たちは、一つの事に没頭して今の実力を手にしています。他の事には集中せず一つの事に時間を集中したからこそたどり着いた境地と言えるのではないでしょうか。
また、マルチタスクといった言葉が流行する様になるほど現代は忙しくなっていますが、実際には、一つの事をやり切り次の仕事に取り掛かる、シングルタスクを次々とこなす方が能率は上がるそうです。
職人さんの中には、二つの事を同時に出来る人がたまにいます。
例えば、定食屋の亭主が、調理をしながら、お客さんを席に誘導し注文を取るといった事など。
この様な事が出来るのも、ひたすら調理をしてきたからこそ、境地に達して出来るようになったのではないでしょうか。
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