物語の作り方
こんな大先生を前にして僕が物語の作り方を話すのは気が引けますが、話さないと話にならないので、話します。
ちなみに僕自身も小説ですが、物語を書いています。(趣味程度です。良かったら見に来てください → カクヨム)
そこで書く際に、勉強した物語の作り方からすれば、物語はまず終わりを考えます。
要は、『何を成し遂げるか?』です。
終わりが思い浮かべば、それの真逆の状況を初期の設定にします。
こうする事で、主人公の成長ぶりが分かり易くなるからです。
恋愛の物語とかが分かり易くて、男目線のマンガであれば、「根暗な僕が、クラスのマドンナを彼女にする」見たいな流れになりますし、女目線のマンガであれば、「オテンバな私が、毎日告白されている超絶イケメンと付き合う」見たいな感じの流れで構成されていると思います。(気になる方はそんな目線で見てみるとまた、違って見えますよ)
簡単に物語の作り方をまとめてみると下記の様な感じです。
- 終わりを考える。
- 終わりの真逆の状況を考える。
- 中の内容は伏線を入れながら、飽きない様に作っていく。
また、キャラクターの過去や背景があるからこそ、そのキャラクターが言いそうなセリフや行動が掛けるので一度作った設定をコロコロ変えるのは、下手したら話がコロッと変わるという事が起きかねません。
こういう所からも「ゴムゴムの実」→「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ」は始めから考えられていたと感じます。
ゴムの木
また、ガジュマルの木の別名がニカだったという件に関しても下記の様な考察が成り立つと思います。
このバンヤンツリー、日本語では“がじゅまる”の名前で人気の観葉植物の英語名なのですが、
モルディブ現地の言葉(ディベヒ語)では、これを「ニカ」と言います。
この木は、人々の願い事を受け止め、叶えてくれるウィッシングツリーと言われ、
大きくたくましく育った木が作る日陰は、みんなの憩いの場として愛されます。
このgroovymaldives.jp様のサイトにガジュマルの木(バンヤンツリー)の説明文だけでも、正にルフィーを表している様に感じます。
ちなみにgroovymaldives.jp様は観光用のサイトなのでONE PIECEとは全く関係ありませんよ。
また、Wikipediaではガジュマルの木の説明で、こんな一文が説明されています。
また、成長した気根は地面の舗装に使われているアスファルトやコンクリートなどを突き破る威力がある。
引用 ウィキペディアの執筆者. “ガジュマル”. ウィキペディア日本語版. 2022-02-26
このあたりも、「世界政府や海軍、天竜人などの壁を突き破る。」見たいなイメージが尾田栄一郎先生の中にあったのではないでしょうか。
また、Wikipediaによると、クワ科イチジク属。のガジュマルの木は、以前はゴムの素材に使用されてたみたいだけど、現在は観賞用ということ。
でも、これは伏線にピッタリではないかと思います。
出身地
この部分は、こじつけになるかもしれませんが、尾田栄一郎先生の出身地は九州地方で、ガジュマルの木は身近な存在だったのではないかと思います。
そこで、物語を作る際に、どう辿り着いたかは分かりませんが、ガジュマルの木の妖精 キジムナーをヒントにルフィーの設定を作っていったのではないでしょうか?
その証拠に、Wikipediaにあるキジムナーの説明では、
人から恐れられることはあまりなく
跳びはねるように歩く。
人間と敵対することはほとんどないが、住みかの古木を切ったり虐げたりすると、家畜を全滅させたり海で船を沈めて溺死させるなど、一たび恨みを買えば徹底的に祟られると伝えられる。赤土を赤飯に見せかけて食べさせる、木の洞など到底入り込めないような狭い場所に人間を閉じ込める、寝ている人を押さえつける、夜道で灯りを奪うなどの悪戯を働くともいう[2]。出入りが自在でどんな小さい隙までも出入りが可能とされる[1]。東北地方の座敷童子に近い伝承もあり、キジムナーに気に入られた家は栄え、反対に嫌われた家は滅びるとも伝えられる。
などの説明文があり、ルフィーを想像出来るのではないでしょうか。
また、「ゴムゴムの実」→「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ」は、ガジュマルの木の妖精 キジムナーの部分がニカの部分だったと言えるのではないでしょうか。
おわりに
さいごまでご覧頂き有難うございます。
YouTubeやネット上、TwitterなどのSNSなど、「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ」「ギア5」が登場して慌てふためいていますが、これが、映画などのスピンオフであれば、新しく思いついたアイデアをつじつま合わせて使うなどは分かりますが、本流のストーリーラインで、小ネタ程度ならまだしも、一番肝心な主人公にポッとでのアイデアを使うとは思えません。仮に、それをするならワンピースは長すぎて細部までつじつまを合わせるのが大変すぎると感じます。
これらの事を含めて、「尾田栄一郎先生が「ゴムゴムの実」→「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ」を始めから思いついていた」といえると思います。
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