ヴァイオレット・エヴァーガーデン 小説版とアニメ版の違い

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なんとか、アンコール上映に間に合い、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観てきました。

実写かと思えるほど、光の射し込み具合や、きらめきが、とても奇麗でした。

僕は、この作品とたまたま出会い、瞬く間に引き込まれ魅せられました。

きっかけは、ラジオでたまたま聞いた、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは凄い』からなぜか、小説版から入り、アニメ版、劇場版と続きました。

小説版とアニメ、劇場版のストーリー構成が大きく違い、正直僕は、小説版のストーリーに魅せられました。

そこで、今回は、違いを見比べていこうかと思います。

※これ以降、この記事ではアニメ版と劇場版を『アニメ版』と表現させてもらいます。

テーマ

ひと言で、表すと『ひとりの少女が愛を知る物語』この、ひと言に集約されると思います。

人物については、Wikipedia

あらすじ

ある大戦の真っ只中に獣の様に、殺す技術だけを極めた少女が、ひとりの男に出会い、初めて温もりをくれた男のために、少女は「道具」として使われながら、使う側の男も少女に恋をし、愛してしまう。

でも、その愛を伝えた時、その言葉が解らず、使う側の男は何も大切な事を教える事が出来ていなかった事を知り、戦争が終わった後は、愛おしいはずの少女を苦しみながら遠ざけた。

人を殺めなくても良くなった世界で、人を殺めてきた少女が、人と人を繋ぐ手紙を生業にした、「自動手記人形」と呼ばれる代筆屋という職業を通して人の温もりを知り、愛という物を知っていく物語。

小説版とアニメ版の違い

大きな違いは、ギルベルト少佐の大戦以後の行動では無いかと思います。

小説版では、最愛の人に人を殺めなくても良い環境を作るために、ヴァイオレットをクラウディア・ホッジンズに預け、自身は陸軍の地位を確立していく様に行動します。

アニメ版では、劇場版にて再登場しヴァイオレットと会わない様にしている所は同じでで理由としても自分が会うと彼女を不幸にするという理由だったのですが、僕はどこか自分の事だけを考えて会わない様にしている様に感じました。

要は、小説版では、ギルベルトとヴァイオレットの未来を見越しての「今は会わない」という決断ですが、アニメ版では、自分は死んだことにして、「いつかヴァイオレットの記憶からも消えてしまえば良い」という様な考え方に感じました。

また、小説版では、列車乗っ取り事件の時に再開を果たすのですが、その時もヴァイオレットの為に、クラウディア・ホッジンズと協力して駅を一つ壊したり、大佐になっているのにも関わらず、乗っ取り事件の最前線に出撃したりと、ヴァイオレットの為であればなんだってするという覚悟が感じました。

反対にアニメ版では、どれだけ自動手記人形としてのヴァイオレットの名が聞こえてきたとしても、生きていると知っていたとしても陰に隠れ、自分の存在を無いものとして生きてきた事は、自己犠牲と言えば聞こえは良いかもしれませんが、小説の様なカッコ良さはない気がします。

僕は、小説版から入ったので余計にそう思うのかもしれませんが。。。

外伝、エバーアフター

アニメ版は、小説でいう所の上下巻にあたります。劇場版は、別物語的な部分で原作には無い部分になります。

僕が、小説版の方がストーリー的に良かったと思う点は、ギルベルト少佐の行動ともう一つあり、ヴァイオレットとギルベルトの物語が動き出した後の二人のぎこちない恋愛模様が、つい笑顔にさせてくれます。

そして、ヴァイオレットが獣からひとりの人になるまでが、しっかり描かれています。

また、CH郵便局が襲われる章やベネディクト・ブルーの隠された過去や、恋愛模様、離れ離れになった妹の存在なんかも描かれていて、正直な所もう2、3回は映画化出来たのではないかと思います。

というか、映画化して欲しいです。

今回の劇場版の終わり方では、難しいとは思いますが。。。

細かな違い

全体的に、構成の流れが違います。

また、アニメ版ではタイプライターがメインで使用されてましたが、小説版では手書きも行っており、しかも筆跡もその人に似せて行える技量を持っています。

学校

アニメ版では、学校に通う場面がありましたが、小説版ではありませんでした。

エヴァ―ガーデン家

アニメ版では、会社に住み、エヴァ―ガーデン家は身元引受人という事になっていますが、小説版では、普通に暮らし、言葉遣いや立ち振る舞いなどもエヴァ―ガーデン家で仕込まれています。カトレアがヴァイオレットを迎えに行く描写なんかもあったりします。

航空祭

アニメ版では、シーズンが終わる時に開催してますが、小説版では、ギルベルトとヴァイオレットの物語が動き出すイベントとして描かれています。

手紙

アニメ版では、自分の手紙は一度も書いたことが無い事になっていますが、小説版では、何百通も書いています。

オスカー

アニメ版の第7話で登場する、戯曲家オスカーが、小説版では、小説家です。

武器

アニメ版では、一般的な武器しか使っていませんでしたが、小説版では、ウィンチクラフトなる斧?をギルベルトに作って貰っていました。

ウィッチクラフト ヴァイオレット - Google Search

キャラクター

アニメ版では、エリカ・ブラウンというキャラが同僚として登場していますが、小説版では、ラックス・シビュラというキャラクターが途中から社長秘書になります。

また、カトレアはアニメ版では、元踊り子としてですが、小説版では、元闘拳士として描かれています。

ベネディクト・ブルーも小説版では、元傭兵として描かれていますがアニメ版では、曖昧になっています。

ディートフリート・ブーゲンビリアもアニメ版では、ヴァイオレットに親身になっていますが、小説版では、そこまで近くはなってない様に思います。

最後に

アニメ版、小説版ともに名作には間違いありません。

小説版のあとがきにもありましたが、「始まりがあれば、終わりもある」という言葉の通り、どんなに名作でもいつかは終わる時が来るのです。

でも、だからこそ大切にしっかり味わいながら、物語に浸れるのではないでしょうか。

第24回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞、おめでとうございます(^^)

 

 

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