ヴァイオレット・エヴァーガーデン
今回は、原作の小説版、ヴァイオレットエヴァーガーデンについて簡単な感想を書きたいと思います。
ひと言で説明すると、『少女が愛を知る物語』です。
人物については、Wikipediaへ
あらすじ
※多少ネタバレがありますのでご注意を。
主人公のヴァイオレットは、ギルベルトの兄、ディートフリート・ブーゲンビリアと孤島で出会い、彼の仲間を皆殺しにする。
その天才的な殺しの技術を恐れながらも、利用していくが、弟の昇格の際にギルベルトに託す。
いや、押し付けるという表現の方が正しいかもしれない。
それが、ヴァイオレットとギルベルトの物語の始まりになる。
彼女の事は、兄から「道具」として使えと言われるが、「人」として扱うギルベルト少佐。
ただ、「道具」として扱うように求めるヴァイオレットがいて、戦争が激しくなってくる中、一個分隊の力を持つ、彼女の力で戦果をあげるギルベルトが苦悩しながら物語は進んでいく。
運命の最終決戦の場で、戦争には勝てるが、ヴァイオレットは両腕をギルベルトは片目と片腕を無くしてしまい、ここから別の道を歩んで行くことになる。
ここからが、ギルベルト少佐の描き方がアニメ版と小説版で大きく変わるポイントになります。(ちなみにここでは、小説版になります。)
ギルベルトは、最愛のヴァイオレットに人を殺める事をして欲しくなかったんです。
だから、自分が陸軍の上に立つまで会う事を拒む事で、ヴァイオレットの環境を変えてあげようと同期のクラウディア・ホッジンズに託す事にします。
ここからが、ヴァイオレットエヴァーガーデンの自動手記人形としての物語が始まります。
有名な小説家の代筆やお姫様の恋文、戦争や病気で亡くなる人から残される人への想いの詰まった手紙の代筆などの物語が描かれています。
小説版とアニメ版の違い
アニメ版で見た事あるという人も居るかとは思いますが、微妙に設定が違ったり、大きく物語が違う所も多々あります。
また、アニメ版( 劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン も含む)には描かれていないヴァイオレットとギルベルト少佐のぎこちない恋模様も小説版では描かれています。
簡単に小説版とアニメ版の違いを説明すると、アニメ版は小説版の上下巻までで、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは別物語といった感じになります。
だから、
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター
では、新しい物語や「えっ⁉そうだったの‼」というアニメ版では描かれてない隠された事実も出てきます。
なので、アニメ版しか見ていない方は、小説版を後から見ても楽しめると思います。
小説版とアニメ版の違い詳しくはこちら
感想
僕は、正直な所小説版のストーリーの方が良かったのではないかと思います。
理由としては、ギルベルトがカッコイイ描き方をされているんです。劇場版でも、再会していますが、小説版を見てから見ると、なんか情けなくうつってしまうんですよね。
それに、下巻以降に巻き起こる、ヴァイオレットとギルベルトの恋愛模様が、恋愛小説には無い(これも恋愛小説ですが。。。)ぎこちなさが、とても愛らしく思えるんです。
だからこそ、小説のストーリーでアニメ化して欲しかったと感じます。
この記事が、この本をお手にとる参考となればと思います。
※この内容は、僕を基準として作成しておりますので、人により感じ方が変わると思います。
コメント
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