ケーキの切れない非行少年たち
あらすじ(内容)
著者の主張を簡単にまとめてみると
「世の中には、気づかれない知的障碍者が居る。」
だけど、気づかれない程度だから、一般の人と同じ様に扱われ、その結果「出来ないヤツ」認定をされてしまう。
出来ないヤツ認定されると、リストラに合ったり、職場で問題を起こしたりとなってしまい、その悪循環が嫌で、人の輪から外れていき、非行や引きこもりに走ってしまう。
だから、そんな「気づかれない人が居る」という情報がもっと世の中に広がって、みんなが知識を持って、子どもに接する事ができる様になれば、非行に走る子どもを減らせるよね。そうなれば、被害者も生まれないから。
だから、みんなで止めよう。
簡単にまとめてみると、こんな感じです。
感想
この本を見て感じた事は、「反省出来るだけでもすごい!」という事。
「刑務所や少年院に入るくらいの悪い事をしたなら反省は当たり前」という風に感じますが、この本いわく、「悪い事」をしたという思いすら持ってないらしいです。
例えば、適当な謝罪をすると刑が軽くなったり、被害者と加害者の関係性など、理由は様々あるかもしれませんが、そもそも認識が違えば心からの謝罪には程遠いのもうなずけます。
この本は、良い意味で僕の世界観を一変させてくれました。
この記事が、この本をお手にとる参考となればと思います。
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