自分の中に毒を持て
あらすじ(内容)
今回、紹介するのは岡本太郎さん著 『自分の中に毒を持て』という本です。
この本は、今の生活に何も見出せなくなった人や人間関係に悩み苦るしんでいる人には、何か心に残るものがある作品ではないかと思います。
また、この思想を知っておいて損はないかと思います。
この本自体の構成は、
- 意外な発想を持たないと、あなたの価値は出ない。
- 個性は出し方、薬になるか毒になるか。
- 相手の中から引き出す自分、それが愛。
- あなたは、常識人間を捨てれるか。
上記の様な、構成になっています。
今回は、1,2の章をメインに簡単に解説&レビューしていこうと思います。
この記事に何かを感じるものがあれば、是非この本を手に取りご自身でお読みいただいて、自分の思想と融合して新たな何かを生み出してもらえればと思います。
こういった哲学書などの思想の本は、思考する事で読む意味が発揮されるものなので、おすすめいたします。
自分らしくは、自分じゃない
良く、「○○さんらしいね。」そんな言葉をかけられた事は無いでしょうか?
この言葉は、一見したら個の姿勢を一貫しているからこそ、言われる言葉の様に感じますが、この本ではそうじゃないと言われています。
なぜか?
人は、一日の中で幾度となく、分岐点を通って今に至っています。
例えば、
目覚ましが鳴ったから起きるのか、起きないのか。
朝ごはんを食べていくのか、食べないのか。
食べるなら何を食べるのか。
徒歩で通勤するか、何か乗り物に乗るか。
たぶん一日の行動でも上げだすとキリがない程、何かしらの選択をしていると思います。
そして、その選択は無難な方にと選択しているはずです。
それが、「○○さんらしいね。」という言葉に変わるのです。
という事は、どこかで「○○をやってみたい。」という感情を捨てているという事になります。
それが、朝ごはん程度の事であれば問題無いかもしれませんが、
通勤を乗り物から徒歩にダイエットの為に変えるとか、
学校での学びの姿勢を変える、
会社での取り組みの姿勢を変える、
そもそも夢の為に全てを変える、
などと事が大きくなればなるほど変えづらくなってきます。
そして、この本では、悩むなら困難な方に進めと言っているのです。
困難に進む先にあるのは、本人ですらどんな物なのかは分からない状態で、他人が”らしさ”を見つける事は不可能でしょう。
進む時には、負荷が必ずある
日本は、時に海外の人から不思議がられる。
例えば、服など同じ服を何人も来ていたりするからだ。
それは、流行だったり、モデルの○○さんと同じなどの気持ちがあるのかもしれないが、その根底にあるのは、誰かと一緒という事が安心という事に繋がるのではないかなと思う。だから、たまに独特の服を着ていると「なんだ、あいつは…」という言葉につながる。
人から煙たがられているが、間違いなく、その独特の服を着ている人は、他の人から少し頭が飛び出ている。
こんな感じで、何か”個”を出す時には、何かしらの負荷がついてまわる。
その様子は、海原で風や海流の流れのまま、イカダで漂流するか、イカダでもオールを使い目的の方向に進んでいくかといった感じだと思う。
でも、大半の人は、現代という海原をイカダで漂流している。
そして、わずかな人がオールで必死に漕いで、目的地に到着しては乗り物を乗り換えて、少しずつ、大きな船に変えれていけている。
ここで一つ言える事は、誰もがイカダにはオールが付いているという事。
ただ、そのオールを使うだけで、叩かれてしまう。
それが、”常識”という当たり前のようで、誰かが勝手に決めたモノサシだ。
だから、この常識をぶち破る位の覚悟がいる。
死と向き合え
前項でも書いたように、オールを使うと孤独になってしまう可能性があるという事。
そして、見当違いの場所についてしまうかもしれない。
でも、良いじゃないか。
本当の成功とは、どれだけ自身の夢と向き合い、挑戦し努力出来たか。それが、一番の成功ではないか。
そう、失敗なんて挑戦するから起こる事で、挑戦しない奴は、失敗もしないかわりに周りの景色は変わる事は無い。
挑戦者には、可能性という未来が約束されているんだ。
それだけ、危険にさらされる可能性はある。
でも、可能性が無いより良いじゃないか。
おわりに
ご覧いただき有難うございます。
ここまで強く生きていくのは難しいかもしれません。
でも、こんな思想を今の生活に少しプラスするだけでも、人生は大きく変わっていくのではないかと思います。
この記事が、この本をお手にとる参考となればと思います。
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